りゅう

PSYCHO-PASS サイコパス 2のりゅうのレビュー・感想・評価

PSYCHO-PASS サイコパス 2(2014年製作のアニメ)
3.5
一期に比べると少し面白みが落ちたかも逸れない。


1話
爆弾魔事件。
色相を濁らせずに爆弾を作る犯人。
どのように作ったのだろうか。

犯人は、優秀な人間であったが色相が濁りやすいという理由で大手の就職はできなかったらしい。爆弾騒ぎはその報復。今はビル解体の現場監督なので、爆弾作りの知識もあるとのこと。
ここら辺の設定は安易な気がするが、リアルなのかもしれない。
しかし、ビル解体の関係者なら爆弾の知識があるとは。この世界ではビル解体は爆破解体が一般的なのだろうか。

ツネモリは犯人の犯罪係数が300を前後していることを見抜き、299以下に下がるまで待ってから確保。ドミネーターの仕様は問題があると思う。犯罪係数が300以上になると相手を殺すことしか選択肢にないのはまずいだろう。現実的な兵器として考えると300以上の場合は、パラライザー(気絶)か、エリミネーター(執行)か選べるようにするべきである。

ラストでは今シリーズで追うことになるであろう敵が登場。またしても、犯罪係数が少ない。免罪体質か?
今シリーズのキーワードは「WC?」。

2話
爆弾魔の犯罪係数が急激に下がり、一般病棟に移されることになった。その途中で爆弾の製造場所などを取り調べられていたのだが、逃亡。犯罪係数が低い人が逃亡するという発想事態がなかったらしい。
犯罪係数に頼りすぎている(シュビラシステムに頼りすぎていると)このような事態が発生するのかと。

最終的には爆弾マハ殺されるのだが、死ぬ前の発言によると、犯罪係数をコントロールできる「カムイ」がいるとのこと。

3話
カムイの名を呼びながら色相を濁らせる人々が出現する。
政治家が後援会の演説を行いながら色相を濁らせるとか、ヤバすぎると思うのだが。

また、トウガネ執行官は計測史上最高の犯罪計算を叩きだじたことがあるらしい。
カッコ良い。

4話
薬局で暴れる犯人。
人質を叩き殺したりするのだが、作画が変?何故か安っぽい画になっている。

この薬局での事件は、「ドミネーターは公安の監視官を殺せるか」を確かめるためのものだったらしい。
人質の中にいた監査官は犯人に立ち向かった結果、犯罪係数が高くなりドミネーターで殺される。
それどころか、人質全員犯罪係数が高くなったため、エリミネーターで殺されることになる。
1期の「甘い毒」(通り魔事件で誰も通報しない)に次ぐ、2期の胸糞回。


5話
港近くの倉庫は戦闘用ドローンの実験場。
近未来サバゲという雰囲気の空間は良い。
ハングリーバードというゲームをスマホでプレイすると、実は戦闘用ドローンを操作することになる。敵キャラは実験場内の人なので、プレイヤーはゲームをしているつもりでも人を殺すことになる。
アイディアとしては面白いが、荒唐無稽すぎるような。

また、実験場の片隅では、ツネモリとトウガネが人間のパーツが保管されている倉庫を発見する。

6話
前の話が血生臭かったので、今度は迫力のアクションシーンという事だろうか。

さらに街中の警察ドローンまでゲームに使われる。

ドローンの映像をゲーム風にマスキングするアプリを停止し、ゲームプレイヤーに現実を見せつける。ゲームかと思っていたが、実は人を殺していたことが判明し、一気に色相を濁らせるプレイヤー達。

7話
ツネモリの祖母が登場。顔がそっくり。
カムイの正体が15年前の飛行機事故の唯一の生存者と判明。事故のデータを調べたらすぐカムイの名が出てきた。さすがに遅すぎないか。

8話
カムイの正体が飛行機事故の犠牲者をつなぎ合わせた人物だと判明した。トウガネ財団がやったらしい。
わかりやすく、フランケンシュタインである。

ラストではトウガネサクヤ(執行官)の母親ミサコがシュビラシステムに取り込まれていることが判明。

シモツキ監視官は、シュビラシステムの全貌を知ることになる。

9話
カムイの目的や行動原理を、ツネモリが分かりやすく解説するシーンがある。
この辺りのカムイの考え方はよく理解できてなかったので助かった。

10話
またもや、ツネモリの分かりやすい解説。
カセイ局長へカムイの目的を説明するていで、視聴者へ説明してくれる。
カムイは飛行機事故の犠牲者の集合体であるため、シュビラシステムではサイコパスを採点できない。集団を測定することとなれば、シュビラシステム自体もまた、測定の対象になる。また、集団のサイコパスの問題となると、個人のサイコパスは低くても、集団の中に1人サイコパスの濁った人がいる場合、連帯責任で全員が処罰の対象となる。

ラスト、カムイがトウガネにドミネーターを向けるのだが、犯罪係数700オーバー。
流石である。

11話
ツネモリと共にシュビラシステムにたどり着くカムイ。
脳みそにドミネーターを向けると、サイコパスは300越え、エリミネーターで処分。
シュビラは集合のサイコパス測定を認めたと語る。また、即座にサイコパスの濁った脳を殺処分する。

集団的サイコパスを認めた社会はどうなるのだろうとうい問いかけで2期は終わる。
ツネモリは完全に正義のものではなく、混乱をもたらすものとなった。
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