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暗殺教室 第2期のNARUのレビュー・感想・評価

暗殺教室 第2期(2016年製作のアニメ)
3.0
好きなキャラクターが1人もできなかったけど、観てよかった作品。

殺せんせーという最強の生物に「弱点」と「好物」、そして「隣に弱い存在」を置き親近感と緊張感を高めていることから王道を意識して作られたことがわかる。

生徒にとって殺す標的である教師(殺せんせー)が生徒を守るという関係が珍しくて面白かった。


原作者の松井優征さんがいつ打ち切られても綺麗なラストを迎えられるように準備していた話は有名だが、この企画から期待される最高のラストを迎えてくれて感動した。

キラキラネームや毒親などの社会問題も取扱いこの作品特有の解決に導かれるのも良かった。


個人的に苦手だったのは、細かい素材。

料理は上手いし食べやすいけど、噛んでみると細かく刻まれた変な具材が混ざってる感じ。
具体的には、下ネタが意外に多かったこと、敵キャラに魅力がないこと、全体的なキャラデザや内面描写など。

でも観てよかった。
キャラクターは好きじゃないけど、企画のつかみ、テーマ、メッセージ性は最高でした。
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