冒頭に怒涛の設定説明が圧倒されました。本作で描かれる未来の日本の姿は荒唐無稽なものですが、経済的に衰退している現代日本に住んでいると、「ぎりぎりあり得そうだ」と思ってしまうリアリティを感じ、切なさもありました。それだけで引き込まれてしまうほど、舞台設定のパワーがありました。
加えて映像表現の面白さも大きな魅力です。漫画原作を再現するような手書きのタッチを残した作画やユニークな演出が光っています。全体的に彩度を抑えたトーンで、白黒映画のような印象を与えつつも、強調したい部分には鮮やかに色がつき、メリハリが効いています。
ストーリーは頭脳戦+熱い人情ものといった感じで楽しいですが、まだまだ序盤。今後の展開に期待です。