Yoshishun

だんでらいおんのYoshishunのレビュー・感想・評価

だんでらいおん(2026年製作のアニメ)
3.8
『銀魂』の空知英秋による読切作品にして、初のジャンプ掲載作品。まさに『銀魂』の原点ともいえるのが本作となるが、元々読切だったのもあり、第1話がそれに該当する。要は第2話以降は、完全オリジナルエピソードが展開されていくのだ。
空知節は本作から健在で、下ネタ上等なギャグ、脱力感の先にある思いがけない人情噺、圧倒的な台詞量、基本はやる気のない主人公、力の強すぎる美少女キャラなど、本作から入っても十分過ぎる程に作家性は味わえる。登場キャラも他アニメに飽き足らず、あのタイムスリップものの2人っぽいキャラや、終盤では完全にあの幽霊退治ものだし、映画ネタも用意されている。
しかしその一方、『銀魂』が有名になり過ぎただけに、主人公が喋る度に杉田がチラつくし、無理に万津屋を彷彿とさせる3人組にするために天界の御曹司キャラを登場させたり、エンディングでゴリラ原作者はまだしも銀時を登場させたりと、空知=銀魂に縛られ過ぎな節はある。元々1話完結の読切だった原作を無理矢理引き伸ばしたために、設定の後付け感や、ラスボスの呆気なさやご都合主義感も否めない。
相当な『銀魂』もといは空知の作風に慣れていないと苦痛だろうが、1度でも作品に触れたことがあるか、何より原作を読んだことがあるなら見ない理由はない。

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