5年前くらいに通しで観た本作を久々に再鑑賞。前半パートはやはり完璧。
人並み以上にガンダムシリーズを観てきているつもりだけど、白を基調にしたルックやビーム系武器など"遠未来"感、かっちりした制服などの服装に至るまで、ガンダムには「洗練された」イメージを持っていた。
それが最高に裏切られたのが『鉄血』。こんなにもガンダムで血湧き肉躍るとは。余計なものを削ぎ落とし、「少年兵」というシリーズ共通の要素をここまで押し出した英断。
現実の少年兵なら…という前提で全てが構築されている。それゆえに泥臭く、血生臭く、残酷で、敵味方ともに容赦ない。
だからこそ散っていく命の重みがあり、それを背負って前に進んでいく鉄華団の姿には思わず熱狂してしまう。
以前観た際は後半もそこまで否定的な感情を抱いた記憶はないんだけど、再見してどんな感情を抱くのか楽しみ。