たろいも

シドニアの騎士のたろいものネタバレレビュー・内容・結末

シドニアの騎士(2014年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い。
世界観が独特で、多分この人にしか描けないと思われる設定が盛りだくさんに出てくる。
掌位や衛人(モリト)、奇居子(ガウナ)などの独自な世界観が作品の完成度を高めており、中性などの感性も独特で、なにげに恋愛方面の展開もうまい。
ロボ物の世界にありそうな残酷な世界描写に加え、『掌位する人とは予め手を繋ぐ』などの世界観の作り込みにも余念がなく、見ていてとても楽しめる。
また『SF作品でしか観ることができない演出』の部分にもかなり力が入れられているため、高められた没入感では作者のSF作品に対しての象氏が深い面白い。
世界観が独特で、多分この人にしか描けないと思われる設定が盛りだくさんに出てくる。
掌位や衛人(モリト)、奇居子(ガウナ)などの独自な世界観が作品の完成度を高めており、中性などの感性も独特で、なにげに恋愛方面の展開もうまい。
ロボ物の世界にありそうな残酷な世界描写に加え、『掌位する人とは予め手を繋ぐ』などの世界観の作り込みにも余念がなく、見ていてとても楽しめる。
また『SF作品でしか観ることができない演出』の部分にもかなり力が入れられているため、高められた没入感に作者のSF作品への造詣の深さが感じられる。

キャラの顔の違いが分かりづらいという人もいましたが、私はその点には特に違和感は感じない。尖った美男美女が出てこない作風ですが、それがシドニアらしさを印象付けている。

また、3D作品が受け付けないという感想も見かけたが、これは一期のCGに『MMD並に安っぽく見えてしまう』所があるからだと思われる。
なので「安っぽいCGはキツイなぁ・・・」という方には、一期に新演出を入れて凝縮した劇場版の方をおススメしておきたい。
こちらは一期の総集編のため、物語に若干の省略感が出てしまうことはあるが、CGの安っぽい点についてはかなりの修正がなされている(場合によっては安っぽいシーンを丸ごと削除している)ため、かなり鑑賞しやすくなっている。
こちらならゲームや他のアニメ作品と同様に受け入れることができると思う。(私は総集編で「説明が足りないかな?」と感じた時だけ『1期を部分的に視聴して補完してみる』という荒技で強引に解決してしまった。)
ちなみに2期からは作画のクオリティが上がるので普通に違和感なく見ることができる。

また本作は『奇怪で恐ろしい見た目で襲い来る地球外生命体』と『人類種最後の母船を守る人類側』という鬼気迫る状況を、『ロボの機動感』と『躍動感』で緊張感たっぷりに描き出してくれていること。
オールCGでここまで凝られているロボ物は珍しいので、控えめに言ってとても見もの。

しかも1期(劇場版有り),2期とアニメで出て、最後が劇場版となっているため、後半になるにつれてCG演出、物語、盛り上がり共に最高潮に達してくれるユニークな内容のシリーズとなっている。

原作者は海外での人気も高く、実はチェーンソーマンなどの作者にも影響を与えている人物。
恋愛面での結末などで賛否両論があるでしょうが、それも含めて本作はおすすめです。見て損はないでしょう。
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