今まで見たロボットアニメでは、一番作画が綺麗かも。映画並みに凄い作画。
内容は地球に残ったものと、地球を捨てたものの闘い。
ガンダムにお姫様を巡る三角関係を混ぜたもの。
ニュータイプの超能力ではなく、科学的な説明を一応出来る能力やロボにした感じ。
虚淵玄による、ガンダムオマージュだろうか?
話はそこそこ悪く無いが、問題はキャラデザ。
姫がいかにも童顔金髪、碧眼、清純なのは許すとしても、それを巡る男性キャラ2人まで童顔の金髪と童顔の黒髪て…
アムロとシャアの闘いは、そのキャラの違いによる対立が面白かったのだが、ここでは同じような童顔冷静キャラが闘うので、なんだか興醒めしてしまう。
作品全体の平均年齢も低過ぎて…
こういう壮大な話をするなら、もっと嫌な大人とかずるいけど賢い大人とか、
おじさん、おじいさん、おばさん、おばあちゃんなど、年齢高めのキャラが欲しい。
唯一、女性艦長がなんか良かった。
その部下のモテないキャラの黒髪も。
スレインの右腕のハークライトのキャラや実力の発揮されるエピソードも欲しかった。
姫の妹の心情はやたらわかりやすくアピールされる。
スレインと敵対する貴族のキャラが雑魚過ぎてせっかくの話がつまらない。
とにかく全体的なキャラデザが童顔過ぎてもったいなく感じる。
火星側の圧倒的な科学力ロボットを相手に主人公が脳内コンピューター的な計算を元に、毎回知恵で闘って倒すのは素晴らしいアイデア。
作画と戦法アイデアだけは本当に素晴らしかった。
キャラの心情や顔や話の内容はイマイチ。
という惜しいアニメ。
主人公が醒めた感じというのは珍しく、
そこも評価できる。
あと澤野氏の音楽が一番似合っていたアニメかもしれない。