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Persona4 the ANIMATIONのろのレビュー・感想・評価

Persona4 the ANIMATION(2011年製作のアニメ)
2.9
イザナギッ!

🔍information
監督は岸誠二。

原作はアトラスから発売されたPS2用ゲームソフト。

TVオンエア版ではノーマルエンドまでの物語が、原作ゲームに沿った形で描かれている。
BD / DVD最終巻にはトゥルーエンドに沿った内容の話が追加で収録されている。

岸誠二は『Angel Beats!』の脚本を担当した麻枝准らとの雑談で、
ペルソナの話題が出たことがきっかけで本作に関心を持つようになったらしい。

🎞️review✐✐✐✐✐✐
2011年に放送されたファンタジー作品。
全25話+1話。

スタイリッシュなゲーム中のデザインのアニメ移行に成功した作品として有名なので知っている人も多いはず。

ストーリーは、
都会から引っ越してきた主人公が田舎で起きる連続事件とマヨナカテレビの真相に迫っていくサスペンスドラマ&青春群青劇。

原作未プレイでも理解できる内容になっているし、
ゲームっぽい演出も多く、スタッフのこだわりを感じることができる。

犯人を追うミステリーサスペンス
異世界でのバトル
高校生達の青春群像劇
それぞれのバランスは良いし、納得のできるストーリー展開だった。
それに音楽が良い。とにかく音楽が突出してハイセンス。

ただ、ハッキリ言うと「それなりに作りこまれている無難作」。
音楽以外特別何かが突出しているわけでもないし、ゲーム移植を考えなければ微妙なレベル。
肝心の音楽もアニメデザインと似合ってない。

序盤はパーティ集め
中盤は絆を深めていく多数のイベント
終盤はラスボスとの対決
という王道ゲーム展開がアニメでそのまま進行していき、
ゲームをプレイしているならキャラを操作して強化する楽しみがあるけど、アニメだと何も感じない。

人命かかっているのにのんびりテンポの悪い漫才をしているし、
アクションがお飾りになっていたり…
シナリオをなぞらされているキャラクターという印象しか残らなかった。

原作プレイ済のファンなら楽しめるかもしれないけど、全く知らない人間にはおススメできない。

以下余談。
そもそも、"ペルソナ"とは、その昔ユングが
人間の外的側面を古典劇などで役者がつける仮面に例えて呼んだ言葉のこと。
なので人格とか意味合いが違う。
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information:Wiki参考
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