オープニングは本当に時間の流れで錆びつかない永遠のカッコ良さがあると思います。ペコとスマイルが体育館に入っていく後ろ姿に溢れる無敵さ、そしてコンビの一体感には感動と憧れを抱きます。
絵や色も素敵だし湯浅監督らしさと大洋先生の融合という奇跡みたいな映像ですが、なぜかグッズを欲しいとそこまで思えないのです。本当にこのお二人のグッズだったら中古でもとても手を出せない価格になってるはずなのに。そこに何かがあると勝手に思っています。
コンプリートアートワークスの対談に「アニメでロボットがいきなり出てきたら唐突だから」的なことが書かれていましたが、その結果としてのルービックキューブがゲームに変わっているところだけが個人的には違う気がします。
(本当の本当のスマイルの可愛い人間らしさは置いといて表面的な)スマイルのあの感じは、マシーンじゃなくやはり超合金のイメージのあの古いロボットなわけで、ルービックキューブこそがその象徴、シャカシャカ回すのではなくひとつひとつの回転に「シャキーン!ガキーン!」と音を付けたくなるような…と思うんですけど…
こんな素敵なTVアニメよく作ったなぁと思いつつ、アニメの頂きに立てるお二方だったのになという気持ちもあります。
そこにはヒロインという存在が出してしまったぼやけが個人的には関わってる気がします。