さうすぽー

凪のあすからのさうすぽーのレビュー・感想・評価

凪のあすから(2013年製作のアニメ)
4.4
自己満足点 86点

何もかもが美しいと思える作品。
"青"を貴重とした美しく幻想的なアニメーション表現と、Rayとやなぎなぎが歌う秀逸な主題歌、そして秀逸な青春模様が展開されていに、岡田麿里作品だけでなくP.A.works作品の中でも特に印象深い作品です。

基本的に女子向けの強い恋愛ストーリーなので、男キャラが少し格好良く描きすぎてる感はありますが、それぞれの登場人物の拗らせ方が何故かたまらなくいとおしく感じさせます。

特に、全般的な主人公である先島光は学生時代の自分も思い出させるキャラクターで特にお気に入りです。(劇中の光ほどではないが、自分もわりと屈折している学生でした)

明るい場面もありつつ、全体的に切なさが漂うのが特徴ですが、それをアニメーションと音楽の美しさで表現しており、映像だけだと正直オールタイムベストに上げたいです。

ただ、ストーリーの内容としては少々長く感じてしまうのと、後半ストーリーのまなかの心情が中途半端に感じたのでもっと入れてほしかったですね。

それにしても、声優の豪華なこと(笑)