このレビューはネタバレを含みます
乙女ゲー系のアニメは登場キャラがとにかく多すぎていつも視聴後覚えきれてないのが何人か…という感じだったりするんだけど、このアニメはメンバー5人構成のチームが4つあり一組毎に6話使うというもので記憶力弱々人間に優しい設計になっていた。
そうなると演者が入団→打ち解ける→一本の演劇を成功させる…という同じ流れを4回やることになるんだけど、それぞれの組の特徴や演劇のテーマが違うので毎回新鮮な気持ちで楽しめた。
6話毎出てくる人数が少ないからサラリとではあるけれど人物の背景もちゃんと描かれていたし、初めは未経験の棒演技だった子が何度も同じ劇を練習していて話が進むごとに演技力が整っていく様子は見応えがあった。
下手では無くなったけどまだ上手くもないな…という中間の演技もあって面白い。
とはいえ各チーム1.2人くらいは現実離れした不思議キャラが混じっていて、流石にそういったキャラはバックボーンを描くことを諦めていたけども。一瞬だけ逃げる?シーンのあったシトロンや三角形に異常なこだわりを見せる三角の背景はマジで謎…。
路上でゲリラ演劇が行われる街、義務教育の子まですんなり寮生活しちゃうというトンチキな設定なんだけど
基本登場人物みんないい奴で途中誰かが闇落ちして足を引っ張るという展開もない、余計な茶番も少なめでストレスなく見れる。
ヒロインも性格がカラッとしていて良いサポート役となっていた。
シトロンのキャラ寒いなって思ってたんだけど至を引き止めるときのシーン豪快な濁声叫びで笑っちゃったわ
概ね高評価。ただし作画……全体的にダメすぎる。
常に崩れてるから自分の目がおかしくなったのかと思った。
本編だけでなくOPEDすら残念気味。
日常パートや練習シーンは仕方ないにしてもせめて肝心の公演シーンくらいはどうにかならなかったんだろうか…。途中で再生速度いじったか?と配信メニュー確認するくらいスローモーションでコマ送り。