ご都合主義、というか制作者側のこういう結末に持っていきたい！がための設定に無理があるし、結末がどうなるのかある程度読めちゃうんだけど、そこに不安と期待を持ちつつ最後まで見ちゃう。そして泣いちゃう笑
こういうお涙頂戴系は基本的には好きじゃないんだけど、アニメだと許しちゃうんだなー笑
粗は目立つけど良作です。
水柿ツカサは大学受験に失敗し、実用化されたアンドロイド「ギフティア」を製造しているSAI社に入社する。ツカサが配属されたのはギフティアの寿命が尽きる直前にギフティアを回収するターミナルサービス課。回収の相棒としてギフティアのアイラと組むことになり…
このアニメの問題点は回収理由となる寿命を過ぎたギフティアが暴走してワンダラーと呼ばれる凶暴な状態になってしまうこと。アクション的展開を増やすことと、絶対に回収しなきゃならない理由として設定されてると思うのですが、そもそもそんなリスクがある製品を世間が許容するとは思えない。ほぼ人間と同じ感情を有しているギフティアであればギフティアの人権が議論されてるだろうし、ギフティア側もただ奉仕するだけじゃなく人権を守るための活動に出るはず。きっとギフティアが実在したら巻き起こるであろう問題を、泣かせるために全部都合良く押さえ込んであるのが残念なところですね。
このアニメ大筋としては恋愛ものなので、細かいことに突っ込むんじゃねえって意見もあると思うんですけど笑
男性向けアニメだと思うので、ヒロインのアイラの性格もとても都合がいい。可愛いんだけどね。
以下ネタバレ注意！
なんだかんだ書いたけど最後の観覧車のシーンは泣いちゃうよねー！
10代くらいにこれ見たらもしかしたらかなりショックを残すかもしれません。この設定はキツいよ。結構辛かった。
ですがこのアニメ、ゲームもありまして、ゲーム版はツカサとアイラのラブラブっぷりが山のように用意されてるし、みんなの期待通りのルートも用意されてるので、辛すぎる人はそっちをトゥルーエンディングとして捉えてもいいかもです。
