このレビューはネタバレを含みます
前シーズンより継続視聴です。原作は未読ですので、その点ご了承ください。
作品レビューとして「よかった点」「気になった点」、ネタバレ多めの「雑多な感想」の三本立てでお送りします。
よかった点。
第2クールのOPは素晴らしかったです。サビでタイトルが出てくる神OPは神作品の証と言いますから(?)。
同じく第2クールで、これまでで随分と増えたテンペスト在住のキャラを満遍なくしっかり出演させていたのには好印象でした。あれだけの数のキャラクターをコントロールする手間を考えるとゾッとします。
気になった点。
第1期から比較すると、随分と政治色の強い展開にシフトしてきました。あたまを使わずに気軽に観られる作品として本シリーズの視聴を始めた身としては、あたまを使う展開が増えてちょっと複雑な気持ちです。
以降雑多な感想。
第1クールではヒナタとの不和がようやく回収/解消されました。ヒナタとリムルのすれ違い方の描写や全体を通したシリアスな雰囲気もよかったです。
第2クールでは開国祭編が描かれました。完全なお祭り編です。オールスターでのどんちゃん騒ぎ、これが観たくてずっと視聴してきました。こういうどんちゃん騒ぎには2種類あると思っています。本編でやるものと、本編から逸れてやるものです。前者は本作、後者は直近で挙げるとすれば『逃げ上手の若君』のEDでしょうか。各々違った味わいがあって好きなのですが、最近は前者の方がレア物になってきている気がします。本作では今回で盛大にお祭りを開催してしまったので、しばらくは見られなさそうなのが残念です。
「#64 ベニマルの受難」でも描かれたように、キャラクター間での恋愛描写も増えてきました。そろそろ結婚や子どもが生まれるなどのイベントを差し込んできそうな予感がします。
相変わらず他人に勧めやすいタイプの作品です。続編決定おめでとうございます。次なる敵も判明し、遂に彼との決着がつきそうということでこちらも楽しみです。懸念点としては、やはり政治ものの色が強まってきたことでしょうか。これによって必然的にお話が重くなってきます。長く続いている作品の運命でもありますが、ここまで視聴するには少々根気も要するかと。好みのお話だったのでスコアは+0.3してあります。