樋口弘美という監督が気になる存在だった。日活児童映画の監督で、一般映画は本作だけ。役者の立ち位置をよく考えており、芦川と和泉の対立は背中合わせで会話させている。バス会社の合理化に反対する労働者の置か…
>>続きを読む女性の貧困と労働を描いたプロレタリア映画だが、日活なので画面が華やか。
ただし和泉雅子は一生懸命を通り越して攻撃的で、「死にたいやつには死なせとけばいいんだわ」「カタワ!」などと中々の性格。
引退間…
路線バスの車掌人員が徐々に削減されてきた時代。仕事に私生活に悩みを抱える女性達。
シビアなドラマだった。なかなかズバズバ物を言う主人公。事故で片腕を失った上司を陰湿扱いしてか◯わ呼ばわりはあんまり…
バス業界でワンマン化が進む中、寮住まいの車掌さん和泉雅子、日色ともゑ等の個々の実情を捉えて、生易しくない青春を丹念に掘り起こした樋口弘美監督の秀作。事故で片腕を失い事務員となった芦川いづみが、和泉と…
>>続きを読むこれはちょっとヤバい映画だ!!
「いちどは行きたい女風呂」があまりにも不完全燃焼だったんで日活の明るく楽しいやつを見て気分を上げようとしたらバスの車掌さんたちの貧困や哀しみをたっぷり見せられちゃっ…
出だしから最後までお金貸しての川地民夫、情けない役なのに、いつにも増してカッコいい…。バスガールたちの苦い実情のなか寮の女子たちの連帯、人一倍うるさくて明るいツインテール水垣さん最高。ほんとこれスチ…
>>続きを読む川地民夫が北林谷栄と磁石ゴトやって警察のご厄介になってるの笑ってしまったが、最初っから最後まで金で悩む民夫
「若くて寂しくて貧しい、、、」
親に頼れない、どうしようもない貧困と労働問題、身体障害、結…
素晴らしい映画だった
過剰なキャラ付けで娯楽を担保しながら女性を取り巻く苦境とシスターフッドを描き切っていて、1mmも退屈するシーンがない
映画的に目を見張る演出は無いんだけど、それが良い意味で全体…