ロートリンゲン!の作品情報・感想・評価

ロートリンゲン!1994年製作の映画)

Lothringen!

製作国:

上映時間:21分

3.7

『ロートリンゲン!』に投稿された感想・評価

あ

あの感想・評価

3.5

流れる景色に境界は見当たらないのに、歴史として仏独の曖昧な境界線が横たわっていて、幾多の争いがあったことを淡々と伝えるスタイル。一貫しています。

「フォルティーニ」とか「早すぎる遅すぎる」と基本的…

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Yuhi

Yuhiの感想・評価

-

哲学における廃墟としての風景と建築物。歴史性を静謐に漂わせている。白い服の貴婦人のシーンはジャン・ルノワールじゃないすか。

この映画は日本では撮れないんだな。スクラップアンドビルドで歴史性を擲った…

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大学の図書館で観て以来のストローブ夫妻作品。
カメラがゆるりと360度パンすると、映し出されるフランス北東部にあるロレーヌ地方。眼前に広がる建築物や自然風景にもあらゆる歴史の蓄積があるということ。
ハイドンの四重奏曲(皇帝讃歌の主題)、銃声、メッス近郊の地図が重なるところ
西東京

西東京の感想・評価

3.8
ゆったりしたパンで見る景色。動く水面、木陰、鳴き声、パンしたカメラの終わりが風で揺れる草木、それらによって匂いや皮膚感覚までも刺激される。歴史のことはよく分かりませんが、颯爽としたラストもいいね。
muscle

muscleの感想・評価

-

とんでもなく重い話であるはずなのに(疎開しながらフランス国家を歌うグロテスクさ)、人間が2カットしか出てこず、しがそれが超軽妙にホンサンスみたいな終わり方のためなのが素晴らしい。でもそれも揶揄に対す…

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Aix

Aixの感想・評価

3.6

ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレ夫妻による作品。国粋主義的作家モリス・バレスの長編小説「コレット・ボドッシュ」を題材にした話。

とりあえずカメラのパンが多い作品でした。先日鑑賞した佐藤…

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qwerty6

qwerty6の感想・評価

3.5
Haydn
《String Quartet in C major, Op.76-3》

5年ぶりくらいの再見。

いやはや、途轍もなくシンプルな画面がもつ「内面」(と、あえて言ってみる)の、この豊かさよ……。カメラが風景をぐるりとパン、ゆっくりゆっくりと移ろいゆく景色。
そこに立ち現れ…

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すげーけど。これをオールタイムベストに入れてる人がいたら「嘘だろ?」って思うと同時に憧れる。
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