ある相続人の作品情報・感想・評価

ある相続人2011年製作の映画)

Un héritier

製作国:

上映時間:22分

3.8

『ある相続人』に投稿された感想・評価

再見したら相当面白い。文学そのものについて取り組んだ映画の一本かと。冒頭の雑木林内でストローブと若い男が会話し合う手持ちの移動ショットにおいて、参照されるテキスト自体はあれど、ここでの二人のやり取り…

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煙

煙の感想・評価

4.0
ヨーロッパの歴史を描出する試み(そういうの多い)。
カフェの背後の建物は赤い木窓に赤い花に赤いカーディガンのウェイトレス。森の中での朗読。

ジャン=マリー・ストローブ監督作品。

アルザス地方について、ジャン=マリー・ストローブ自身が演じるロレーヌ人とアルザス人青年との会話を映す。ほとんどは青年のアルザス地方についての語り。ドイツ領にな…

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ooospem

ooospemの感想・評価

4.3

《おお至高の光》が根源的な人の存在意義、言葉の存在意義を探るテーマだったとすれば、こちらはより規模が個人的。フランス国への想い、生きていくうちで関わるあまた人間たちへの想いを、名もなき二人の登場人物…

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手持ちカメラで人物を追う映像ってのがストローブの作品であまり見かけないものだったから中々新鮮だった。

でも毎度ながら何か語ったりテキスト読んでたりしてても、話したり聞いたりしてる人物や背後の陽光が…

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ストローブ御大自身が役者として出演。モーリス・バレスの「東方の砦」三部作の第1部「ドイツに仕えて」抜粋とのこと。アルザスの問題がテーマだが(ストラスブールの名前も出てくる)、ここは周知の通りフランス…

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