モンテーニュの像、それに被せる朗読(死が近づくと画面が真っ暗になるの直接的すぎておもろ)、朗読している女性のカット。これでいいんかい、これでいいんですよ。90分とかだと困るけど、30分くらいなら成立…
>>続きを読むユイレの死後のストローブにはどこか分裂している気配を感じるのだが、今作は特にその傾向が強いような気がする。ソクラテスの「自己」についての思考を踏まえつつ、自己について語ることの困難さを一つの主題とし…
>>続きを読む眠りは死を慣れさせる、
私は一度気絶したことがある、
という話から、
自分のことを話すことは悪いことじゃない、ソクラテスだってそうだった、
と、
話が話を呼び、喩えが喩えを呼ぶ、こねくりまわすおしゃ…
【モンテーニュ(1533-1592)、クソほど鋭い問題】
「どんな不合理なことも、どこかの哲学者に言われなかったためしはない」[キケロからの引用](『エセー』Ⅱ, 12)
【ソクラテスは耄碌(も…
ジャン=マリー・ストローブ監督作品。
モンテーニュの座像を映しながら、『エセー』第2巻第6章「実習について」を朗読する。
画面が全く動かないけど、朗読される文章が死についてで面白い。寝ることは死…
老人を起用したり死に関する文章を選んでいたり、やはりこの頃のストローブって結構死を意識していたらしい。
それはさておき木漏れ日の当たるモンテーニュの坐像がクール。
そのモンテーニュの坐像に女性の…