水槽の中の金魚を国家を持つ国民の表象として描く試みは、中盤で引用されるマルローのテクストの朗読に基づいて映画化されたものであろうが、1938年の段階で石田民三が茶屋を舞台にした『花ちりぬ』の冒頭で室…
>>続きを読むストローブの2015年のデジタル作品。31分。パリの中華レストランの水槽がしばらく無音で写される。金魚や鯉が泳いでいる。突然音楽が響く。頭からかなり長いワンカット、タイトルになる。続いてアンドレ・マ…
>>続きを読む☑️『水槽と国民』及び『レナートに』『目下の進捗状況は? ジャン=マリー·ストローブ』『湖の人びと』『ロボットに対抗するフランス』▶️▶️
商業映画の王道からは異端、しかし実験映画でもない誰…
金魚ながい。おじさんの音読はとても興味深い内容で勉強になった。日差しの感じとかがカットごとに結構違うので、このおじさんは相当長い時間この姿勢で座り続けているんじゃないかと心配になる。あと時々声が裏返…
>>続きを読むジャン=マリー・ストローブ監督作品。
パリの東洋料理店の金魚の水槽の映像に続き、精神分析家エメ・アグネルがマルローの小説「アルテンブルクのクルミの木」第二部の一節を読み上げ、最後にルノワールの映画…
最初の水槽の中を泳ぐ金魚の長いワンショットだけでも充分見ていられる。プリプリの体をした金魚が水泡に触れるのを見ているだけでも楽しい。
続く朗読をするおじさんの映像。子作りという概念もなく、父性という…
この日は他に
「レナートに」
「目下の進捗状況は? ジャン=マリー・ストローブ」
「湖の人びと」
も見る。
プロデューサーでありパートナーでもあるバルバラ・ウルリヒもやってきて、トークや質疑応…
ストローブ=ユイレの軌跡@アテネ・フランセ文化センター にて鑑賞。
水槽の中で泳ぐ金魚たちを眺め、『アルテンブルクのクルミの木』を朗読する声を聞き、映画「ラ・マルセイエーズ」の抜粋映像を見て、この作…