当時の銀行の仕事の様子や行員達の家庭での様子がよく描かれている。今ではセクハラパワハラ女性蔑視になることも普通に行われていて、それに対する労働組合の取り組みの積み重ねが、今に繋がっているのだろう。後…
>>続きを読む都心の銀行の労働問題を女性の視点から描いた新藤兼人の脚本を
盟友の吉村公三郎が監督した近代映協作品。
女子行員のそれぞれの私生活がきちんと画かれてあり、
それがクライマックスの現金紛失事件で活きて…
軽薄な支店長のみならずここで笑うかというヴェーラの一部の客も黙らせる日髙澄子の啖呵がよくて救われた。とはいえ掃除やお茶汲みが女性だけの役割となっていることに異議が唱えられる本作から60年以上を経て、…
>>続きを読む他で思ったことないんだけど、本作での乙羽信子は長澤まさみに凄く似てた。そんな乙羽信子がなぜ内藤武敏に惹かれるのかがサッパリ。『続警察日記』での新珠三千代と同じ心理なのかな。
女心を分かろうとしない…
朝いちからシネマヴェーラ渋谷で三本。千葉泰樹『女の鬪い』ハリウッド巨匠然とした演出に舌を巻く傑作。Filmarksに登録がないのがなんとも残念。
吉村公三郎『若い人たち』KYな乙羽信子に最初は苛立つ…
1954年の銀行労組提携のプロパガンダだけれどこれは目っけもん。面白い。女性の働き方。時代は確実に変わってはきているので昔日の感もあるが、いやいや進歩は通信等のテクノロジーに比べれば牛歩の如く遅々と…
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