【ダイヤモンド加工業のあれこれなど】
パリで、泥棒稼業の手伝いなどをして暮らす青年。
亡き父は祖父の代からのダイヤモンド加工業の家に生まれ、優れた加工技術で将来を嘱望されていたが、事故で指を失い、…
ダイヤモンド強奪がクライマックスに設定されているものの、基本は家族に纏わる古典的な愛憎劇。ドラマがそこそこ長いけど、ショット/切り返しショットからの発砲、縺れ合い、逃走、警備員との撃ち合いのワンショ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
とても美しい映画でした。荒々しさもあるけど繊細さも感じれました。
個人的には最初観ていて主人公の復讐の動機が少し引っかかりました。
単純に父親のことが大好きだったから、(父親との穏やかな生活があま…
さり気ない演出、魅せるときはえげつなく、現代版「太陽がいっぱい」であり、素晴らしい現代ノワールの傑作。ダイヤの研磨機がグルグル回る上からのショットと主人公の瞳をダブらせた冒頭の鋭いイメージは最後まで…
>>続きを読む冒頭数分の映像がガンギマリで素晴らしい。
画面の色彩というか構図というか、質感がカウリスマキ作品に似ていた。そういう質感は好きなので良かった。
単なる格好良い映像でスカッとする復讐劇をする、ので…
監督の独特なセンスと圧倒的な映像美にひれ伏した。
ダイヤモンドが瞳に映るショットが好きすぎて、私の瞳孔も開きっぱなし!
流れる血さえも美しい。
ダイヤモンドの研磨を営む一族の愛憎劇。
そこに犯罪が…
© LFP‐Les Films Pelléas / Savage Film / Frakas Productions / France 2 cinéma / Jouror Productions