別にオビワンに思い入れもなかったし本作が発表されたときも大して興味も湧かなくて、半ば義務的に見ていた。エピソード1、2、3ファンに向けて作られている印象を受けたのでそのへんが好きな人たちには刺さるかもと思った。
オビワンがアナキンがダース・ベイダーになったことを知ったりレイア姫との関わりが明らかになったり、映画シリーズのエピソードの隙間を埋めるような展開は見ていて面白かったけど、逆にいってしまえばそれだけに特化したドラマな印象。ドラマシリーの中では一番ライトセイバーが出てきていたけど個人的にはSWシリーズのライトセイバーの登場回数と面白さって反比例すると思っているので本作もその例に漏れず。尋問官のプロペラみたいなライトセイバーを全く活かしていない戦闘描写はどうかと思いましたよ。あとセイバーの殺陣の中に”フォースでものを浮かせてぶつける”といった地味極まりない攻撃をめちゃくちゃするのでそれも興を削がれるところ。
登場人物はユアン・マクレガーがオビワンを演じ、ヘイデン・クリステンセンがアナキンをやっていることの価値以外は見出せなかったかな。特に帝国軍の尋問官たちやダース・ベイダーはみんなバカに見えてしまった。サードシスターとかずっとムカつきながら見ていたし、あいつに振り回される他の帝国軍の面々もしかり。
『マンダロリアン』でみんな麻痺しちゃったけど本来SWシリーズってこんなもんだよね、と思い出させてくれたのでその点は良かったかなと思います。
