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カイロス~運命を変える1分~のひばのレビュー・感想・評価

カイロス~運命を変える1分~(2020年製作のドラマ)
4.5
1ヶ月前と1分繋がる過去現在未来が入り交じるタイムサスペンス。人を殺すテーマ曲それは鬼気迫るサン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ。解決の仕方が大悪人の力業で笑ってしまったし、むしろこのタイムラインが駄目でも別の時間軸にかければいいの考え方はカイロス(質的)ではなくクロノス(量的)な考えでは?思ってたけど、結論はわりとカイロス的なので良しとした。一切つながりのない者同士各々の利己の一点で過去と未来を変えられるかに挑んでるのが面白い。『ターミネーター』や『オーロラの彼方へ』などと違って良い世界のためとか相手を守るためではなく各々の大切なものを守るためにどこまで人は他者に献身し協力できるかが初めの突破口なので中々にハードルが高く怒鳴りムーブ連続、ッッッシャア!!!!!イライラタイムの始まりだぜ!!!!!自分を鼓舞しながら見ていたが今思えば擦れあう人間関係はイライラするものなので…誰も好きになれんから争え呪いかけてた未亡人孤児はあるけど、子を失くした親の言葉は何をもってしても代えられる言葉はない言うくせにたいして子供を大切にしないし無責任で心底イラつくんだけど(貢献できない母親は駄目みたいなのがかいまみえてそれもやだ)、イセヨン氏は『王になった男』のときと姿勢も声の出し方も発音も仕草も表情の作り方も全然ちがくて泣き方にバリエーションもあってすご~~になってる。あとやっぱりかわいい。"低所得世帯向けに配ってたけど誰もいかなかった生理用品を堂々と取りに行った"キャラ設定が良いね。『怪物』に続いてこれも1話で切断した指を見せつけてくるんだが指を切るな。内容も被る被る侍皆マジで権力が大嫌い。『誰も知らない』は1話で手に穴をぶち開けてた韓国の物騒さよ。

A(未来) /寒色
・Bに未来を伝えられる
・が、過去を変えると未来が変わるため自分の記憶も状況もリアルタイムで変化蓄積するため忙しい
B(過去) /暖色
・Aから教わり過去を変えられる
・未来の伝道師なので頭がおかしいと思われる
・Aが未来のBに会ったとき、Aより状況を把握している
が多分ベースでどんどんややこしやになっていくので時間モノが好きな人向きかな。過去が変われば未来も変わる過程を選択肢ルートa、b…とやってくれるので贅沢と言えば贅沢。あのときこうしていれば未来は変わったをやってくれるので囚人になったり死なずに済んだり殺す運命にあった人と仲良くなったりを見れるのはファンには楽しいかも。キャンセルされた過去記憶も蓄積されてるのでしかもその時の感情は違ったりするのでめんどくさい起きてないことへの恨みを募らせることになるので未来に向けて手回しすると感情が悪く運転することもあるし起きてもいないことを私情で裁く事案も発生する。
ひとり面の皮鋼鉄合金輩のノイズが個人的にはキツかったんだけど頭角を現すたびに、でしゃばんな被害者面すんな杭打たれてて笑ってしまった、まぁ人の家庭ぶち壊してるからな不倫も最愛の人との別れもしらけた顔で見てたごめんな。女の人、虐待してきた父親をひどく嫌ってて偽名にしてこんな名前早く捨てたいって言ってて、韓国の名前文化では父親から子供へ名前が受け継がれるものだから確かにやだわな思いました。そのあたりはかましたれの気持ち
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