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西荻窪 三ツ星洋酒堂のなっこのレビュー・感想・評価

西荻窪 三ツ星洋酒堂(2021年製作のドラマ)
3.0
/あらすじ/(MBSHPより)

舞台は東京・西荻窪。「住みたい街1位」として有名な吉祥寺と商業規模の大きな荻窪の間に挟まれた小さな街。
そんな西荻窪の片隅にひっそりと佇む1軒のバー、“三ツ星洋酒堂”。美しい青年バーテンダーの雨宮、無口なシェフ・中内、そしてオーナーの小林、同級生の男性3人で営業する小さなバー。このバーには、人生の様々なことに思い悩む人々が、その雰囲気に惹かれて思わず足を踏み入れてしまう不思議な魅力があり、今日も悩みを抱えた客が訪れる―――。そして、三ツ星洋酒堂で働く3人も、自身の過去に何かを抱えているようで・・・

毎話悩みを抱えるゲストキャストがバーの客として登場、バーテンダー・雨宮が作るカクテルと、シェフ・中内が供する“缶詰”の料理を味わい、オーナー小林が醸し出すバーの雰囲気に包まれて、そこで思いの丈を吐き出すと、気がつけば、少し前を向けるようになっている―――そんな人間模様を描いたドラマです。

雨宮・中内・小林の3人は高校の同級生だったが当時は仲が良かった訳ではなく、ひょんなことから大人になって三ツ星洋酒堂で再会します。3人それぞれにも悩みや葛藤を抱えており、物語とともにだんだんと秘密が明らかになっていきます。全く違う3人の個性的なキャラクターたちが繰り広げる軽妙なやり取りも見どころです!

毎回登場するカクテルや缶詰料理も見どころとなっていますのでご注目ください。
「深夜食堂」シリーズを放送してきたMBSが送る、新時代の“グルメ × ヒューマンドラマ”です!

※以下各話感想

バーカウンターから眺める人間劇場。バーテンダーになった気分で眺められた。酔う人を相手にするのはきっと高度なスキルが要る。そんな接客業を疑似体験できたのは良かった。お店の3人の関係性も素敵。続編お待ちしてます。高校生役の子役たちも今後が楽しみ。

#2
女として選べるものは全て手にしたらいい。望むもの全て手に入れられるように。そうなるように、私も願う。
“こうあるべき”という姿に一番囚われているのは実は、優等生でいることが一番居心地がいい自分自身だったりする。それに気がつくまでなかなかhelpは出せないものだね。

#1
“人生のひと休み”って雨宿りみたいなものかな。私も人生においてそういう時間は必要だと思う。こういうフィクションがふと立ち止まるきっかけをつくってくれたりもする。コロナでなくてもバーには行けてなかった。久しぶりに夜のお酒の雰囲気にまったり。これは一緒に晩酌しながら楽しむのが良いドラマかも。バーで赤の他人の人生の話を聞きつつ飲むように。
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