法には２種類の起源があると思う。神が創ったものと、人間が自分の都合で作ったもの。殺人という行為は、神の教えに反する行為だろう。しかし、罪人への裁きについては、神も曖昧だと思う。死後、地獄に堕ちることが裁きと言えるだろうか。この世で死刑に処せられるとしても、それは裁きと言えるだろうか。そして、もし、その罪人には生きる自由が許されるとしたら、それを認めることは出来るだろうか。だから、この主人公を応援してしまう。罪と罰。罪を犯した者は、被害者と遺族が求める罰を受容れる義務があると思っている。だから、あの銃弾は罪人の肉を裂き、骨を砕く必要がある。そう思った。
WOWOWは映像配信サービス会社自らが映像作品を作るという先駆けだと思う。新進気鋭の映像作家を起用するかと思えば、山崎豊子とか東野圭吾のような鉄板ネタもある。「またか・・・」と思いつつ、やっぱり観てしまう。すでに映画化もされている本作だけど、録画したものをイッキ見してしまった。これは民放には制作できない。有料放送局にしかできない。頑張れ、WOWOW！外資系に負けるな！
