原作、映画版は未見。
少年法で守られた10代による犯罪に巻き込まれ亡くなった少女の父親の復讐物語。
誰が正しくて、何が正義なのか。
少年が平気で少女を拉致し薬漬けにさせて、強姦して、それを撮影するようなクソガキで、地上波じゃあ表現出来ない描写をしっかりと描いているので、復讐したくなる父親の気持ちが際立つ。
最終回の展開は緊張感。
取調室での木島さん(石田ゆり子)の言葉が印象的だった。
「人を殺して、許される人と許されない人。そんな区別があっていいんでしょうか」
久塚(國村隼)の行動も果たして正義なのか。
法律も完璧じゃない。法律の中で被害者を踏みにじってまで行動する警察は正義といえるのか。
救いようのない重厚な社会派ドラマ。
考えさせられ、見ごたえあった。
カメラワークといい、画が綺麗で素敵だった。