ジェットコースターのようなスリルと爽快感が味わえる至極のエンタメ作品。想像の100倍ぐらいで復讐するヴィンチェンツォの悪魔ぶりに快感すら覚えてしまう。
“悪魔を追い出すのは悪魔だ”
自分が悪魔でありクズであることを自覚し、地獄に落ちる覚悟を決めたダークヒーローはもう誰にも止められない。正義とは何か。考える隙すら与えない振り切ったテーマが、新鮮で惹きつけられる。
脚本、演出、演技、すべて最高拍手喝采なんだけど(監督が女性というのもかっこよすぎる)、その中でも音楽の魅力がすごい。全部で67曲もあるOSTはどれも刺激的で、かかるタイミングも絶妙。この映像にこの音楽をつけた人、絶対楽しかっただろうな。笑
最高の仕事をしていただいて本当にありがとうございますという気持ち。
打楽器がめちゃくちゃかっこいいのよ...
“Stopped time”のイントロのティンパニー?の音とか...
“For the justice"のダッダッダッダッのリズムもかっこよすぎて大好き...
毎話最後にヴィンチェンツォの顔ドアップと一緒に流れるお決まりの展開が最高の好物でした。
バベルの憎き相手役たちも凄まじかった。相手の憎たらしさがあってこそ、感情移入できて復讐が楽しめると思うから、彼らなくしてはこんなに楽しめなかった。お疲れ様でした本当に。
お気に入りのシーンは、「豚の血」と「美術館でのプロポーズ」。もうこれは一人で叫びながらスタンディングオベーションしてました。
最高の時間をありがとう、ヴィンチェンツォ、チャヨン先生、カサノファミリー......