あちぴろ

ヴィンチェンツォのあちぴろのレビュー・感想・評価

ヴィンチェンツォ(2021年製作のドラマ)
4.8
ヤラレた。
ほんとにこれはヤラレた。
全20話、1話が約80〜90分のドラマを6日間で完走する。いや、完走してしまう。完走せざるを得なくなる。むしろ物足りなくなる。

先週、2021.6.12。Netflixで上位ランクに位置する本作につい手を出してしまった。

1話の冒頭、イタリアンマフィアによるマフィアの制裁(農地を焼き尽くす)により、これは面白いんじゃ。と観始めるも、韓国に移動するや突然の低空飛行。
いや、あとから考えれば、この時のキャラクターたちの伏線があるから、後々の描写もすんなりと入ってくるんだが。
1話ラスト、ヴィンチェンツォがロープを使って戦う姿でまたのめり込む。
2、3話をグッと我慢。
3話のラストから突然の急上昇によりラスト20話まで突っ走っていく。
20話もあるんか。と初めは思ったものの、終盤に近づくにつれ、え、もう20話なの?と足りなくなる。

どんでん返し、裏切り、寝返りの連続。
情報院の局長に関しては、ほんとに騙された。

梨泰院クラスの長家会長役、ユ・ジェミョン氏。カメレオンすぎる。そーいえば、チョン・ドヨン「グッドワイフ」でイヤらしい弁護士役でも出てたのに気付く。梨泰院の時には気付かなったのに。すごい俳優さん。ファンになる。

バッタバッタと人が死ぬ。
まさかその人をそんなに早くと。だからこそ、その復讐が成り立つ。
ユチャン、ハンソについては悲しかった。
冒頭のキャラクター描写があるので、その反動に鳥肌が起こる。モブだと思ったキャラがモブではなかったこと。
カサノファミリー強し。
イ・ソンギュンのモノマネが恐ろしく似すぎてるのは、本人のアテレコなんだろうかw

是非とも相手を変えてシーズン2を願う。

喜怒哀楽、全部詰まった傑作でした。

これでまた、ソン・ジュンギがきっと好きなんだろうなと気付かされた。
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