ヴァルーン

ヴィンチェンツォのヴァルーンのレビュー・感想・評価

ヴィンチェンツォ(2021年製作のドラマ)
4.2
主にネトフリに突然現れて爆発的に人気をかっさらうような韓ドラってどれもこれも主題に加えて緩いところは緩いコミカルさが備わってるんですかね。 これも例外でなく、クスッとできる箇所が多くそうでない場面はスリルもありのシリアス。

マフィアらしい血も涙もないやり方でデカすぎる敵を成敗していく話なんですけど、これ黒幕が分かってから(結構早い段階で分かったかな)が物語の面白さが倍になります。

キャラの使われ方もいいんですよね。
プラザの住人が最初はパッとしない立ち位置なのかと思ってたら絶対にどこかしらの場面でそれぞれが丁寧に扱われてて、設定が無駄がないです。逆に設定を盛り込みすぎてるレベル。

ヴィンチェンツォは一応はイタリアンマフィアなんですけど、ゴッドファーザー感はなくヴィンチェンツォを中心に皆が奮闘するファミリーって感じ。ところどころゴッドファーザーを意識するシーンとかあるんですけど、あえて提示してくれたおかげでこれも1つのファミリーの図なんだなって。 プラザファミリーは実力もあるがそれ以上に可愛らしかったです。

血が飛び散る凄惨な描写はあるにしても、結構ターゲットの広そうな大作でした!少し長かったけど、半信半疑で見て大正解でした。