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ヴィンチェンツォのusagibikeのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィンチェンツォ(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンル分けでコメディとなっていて、予備知識ほぼ無く見始めたら、冒頭たいへんシリアスに進み、
あれ。コメディどこ。となったけど、その後コメディにぱっと切り替わって、それから行ったり来たり最終回まで、そのバランスがとにかく綺麗だった オチや伏線回収もスマート 気負わず見れる感じで、いかにもな感じばかりじゃない、さらっと意外な、色んな所に伏線張ってて後々の、実はあれこうでした!というのが見事!
また、無くても成り立ちそうな場面やそういうのがほぼなく、構成がしっかりしてると思いました
あまりに非情で残酷な展開が続きますが、単にフィクションとは思えない箇所も多々あり、
梨泰院クラス同様、様々な社会問題や考え方について考えました
もちろん、エンタメとしてもしっかり楽しめました!
悪はとことん悪を貫き、
一番裏切らなそうな人物が裏切り、
思わぬ人物が大活躍をしたりと、
一話一時間以上。20話という長さはあれど、見飽きる事なく最後まで楽しめました
シリアス:コメディ:恋愛の要素がそれぞれ3:2:1くらいで、恋愛が1なのも振り切っていた点も好きでした
直接思いを伝え合ったり具体的なアクションがなくとも、二人のやり取りは終始微笑ましく。特にお気に入りなのはデコピンシーン🤌
そしてヴィンちゃんかわいい。
インザーギ元気かな

以下印象に残った箇所箇条書き。
トラック、トラウマになるレベル
みんな人の事舐めすぎでは 特にバベルチーム学ばなすぎる 弟かなしい、、
007の時は、こんな毎回死にそうになるの?大丈夫?と心配になったけど、ヴィンチェンツォは終始完璧でいてくれたので安心して見られた ハトのシーンはヒヤッとしたけど思わずほのぼのした
お母さんの箇所は、チャヨンの時と同じく、唯一の家族であり一番大切な存在だから、途中から非常に嫌な予感してて、お願い気づいて×_× ×_×と思ったけどだめだった 韓国ドラマは人を死なす時に本当に容赦ない 物語としてはその方が残酷で惹き付けられたり潔くていいのかもしれないけど
お父さんの時ほんとに泣いた
お母さんもヴィンチェンツォもお互いの事気づいていて短い時間でも一緒に過ごして話が出来たことは唯一よかった
ヴィンチェンツォが一瞬イタリア行きになった時やハンソクに捕まった時に、チャヨンが威嚇というか相手を余計刺激するだけでひどかった
刺激の仕方で相手を上手く誘導出来るとかヴィンチェンツォのように先手出来るならいいけど、あれじゃただの馬鹿みたい
怖がってギャーギャー騒ぐならまだ分かるけど、そこはもう少しどうにかならんかったかなーと思う 気が強いのは構わないけど事態を悪化させるのはやめてほしい。
そのあとにヴィンチェンツォが怪我して、プラザファミリーのみんなで倒したのはよかった ヴィンチェンツォに頼りきりの展開が圧倒的の中、たまにあるこういうのは新鮮だしよかった
本当は院長が叫び回って戸を叩いた時に出てきて欲しかったけど、
それぞれの紹介カットもコメントも面白かったし、パクソクド最高だった👍
金塊の隠し場所はへえ〜!となった
あとは、チャヨンが誘拐された時。動揺したり余裕なかったのかもしれないけど、丸腰だったのが不自然だった。ボディーチェックあっても何かしら忍ばせられそうだし、チャヨンが撃たれる展開は見ていても何となく予想できたので、いつも先を読んで計画的で完璧なヴィンチェンツォだからこそ違和感があった。あの一瞬の隙を着いた時、もう少しやりようがあったのではないか。背中を向けるのはあまりに。
殺人がいけないのは当たり前だけど、警察も検察もズブズブで頼れない、法律で裁けない場合。根っからのクズじゃああいう殺られ方仕方ないかなと思う、一方、どこか暗い気持ちですっきりしない
邪魔ってだけで人を人と思わず散々殺してきた事を思うとあのくらいやられて当然だと思うのに何か他に生き地獄のような方法はなかったかなと考えてしまう あんたも私たちと同類だと言われた時、だから自分よりクズな奴は許せない。みたいな事を言っていたのがここへ来てすごく意味を感じるし、ラストで出てくる無慈悲な正義という言葉も
人の数だけ正義があり、右も左も偏り過ぎず、何方に対してもなるべく中立で見たり聞いたり話したりすること。
笑ったように見えるようなラストカットも見てみたい。
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