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星とレモンの部屋のKmcflyのレビュー・感想・評価

星とレモンの部屋(2021年製作のドラマ)
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ドラマの前にシナリオを読んで打ちのめされました。

「この宇宙に、一人でも生きていける星があったら、行きたいですか?」
「一人で生きていける星に、みんなで行けるなら、僕は行きたいです」
「私はレモン大学すだち学科ライム学部出身です」

冒頭からセリフ回しが素晴らしくて引き込まれたのですが、「いち子は光に包まれた。」のト書きを読んだときになんてお洒落なシナリオなんだと。

会話劇なのでドラマではどんどん喋っていき、文字で読んだときほどセリフが刺さらない印象でした。出てくる場所が少ないので撮影の都合上では映像化しやすいと思いますが、あのコトバの世界を効果的に表現するのは簡単ではなく、それだけ高等なシナリオだったのだと改めて思い知らされました。
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