四月始まりのドラマの中で最初から録画しないと決めた作品なのに、気が付いたら流し見、そして毎週楽しみにしてた。
なんでもありの自由な展開に、こうなって欲しいという全部が丸く収まりそうなハッピーエンドを自分なりに思い描いてしまった。story展開に自分も強く関わりたくなる、私ならこうするのに、みたいな。そういう魅力があるドラマ。
過去と現在二つの時間が入り乱れて、同時に展開して、ふたりをつなぐ無線がどちらの時間にも影響を与え合うっていうそんな設定を考えついた時点でもう面白いことは決定的だけど、辻褄を合わせておかないとなんだか、感情的には乗れても、消化できないものが残ってしまうものなのね。
ところどころ「あれ？」って思うところがあった。意外とそんなところで気持ちは冷めてしまうもの。だから、こういうタイムリープものに対して実は理論めいたものを自分なりに持ってしまっていることに気がつく。
例えば、上書きされた過去ならば、その前の記憶は過去を変えた自分以外誰も持ち合わせていないはずだとかね。
でもそういう囚われた考えを見事に砕いてラストまで引っ張ってくれたところは、なんだか久しぶりの感動で、子どもの頃の、この先どうなるんだろうっていうワクワクした感覚を久しぶりに感じさせてもらえたドラマ。そう素直に思うことにした。
