ねまる

コントが始まるのねまるのレビュー・感想・評価

コントが始まる(2021年製作のドラマ)
3.9
圧倒的な実力派キャストと、
『コントが始まる』という謎タイトル。

お笑い芸人の話?と乗り切れずにいたが、
ドラマが始まれば、
毎週コントの内容と現実のストーリーの伏線回収の見事さに驚かされ、
青春群像劇のリアルな痛みや救われる瞬間に号泣して、
20代のためのドラマが現れたと思った。
今しか刺さらない特別さ。今なんだ。

私こういう青春を生きているんです。
こういう感性の中で生きているんです。

3話
兄と弟、姉と妹
心がポキッと折れる、兄と姉。
私頑張るの苦手なんですけど、
人に迷惑をかける天才って自虐して、
上手くできない自分に落ち込むんですよね。
ごめんよ周りの人。
折れないから、オタクで、人に頼って生きるの許して。
って思いました、姉なので。
毎熊さんのお兄ちゃん、良かったっすね。

何話か忘れてしまったけれど、
大賀と芳根京子の回が大好きでしたね。
お風呂場から芳根京子が飛び出してくるシーン。涙どばーって笑いながら泣きました。
1歩後ろを歩いて、どこまでもついていきますも可愛かったし、もう大好きカップル!!

演技力抜群の人たちばかりだったけど、
やっぱり大賀が最強だった。
菅田将暉、有村架純、大賀、神木隆之介の4人の同い年の実力派が揃うなんて夢だね。
古川琴音、芳根京子、木村文乃、安定感抜群。
トップ3を決めるなら、大賀、芳根京子と、中村倫也なのですが。
なんて贅沢。
このクールの出演者は総じて天才的で、当たり前のようにこのクオリティを摂取していたから、その後の2クール、かなりがっかりしていたりします。すんません。私の作品セレクトが悪いのか、、、そもそもキャストで観たいと思えるものがあんま無いもんな。

1番大きなテーマとしては、
架純ちゃんの華道のお話だと思うんですよ。
何かをがむしゃらでやったことは、
いつか何かのきっかけで活かされる時がある。
無駄なことなんてないんだ。

今は渦中にいて、色んなことが不安になっても、いつかきっと。
先ばっかり考えて、今を不安にならずに、今だけを、全力で。
ねまる

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