あったかくてほろ苦い青春群像劇。
マクベスと周りの人々の生きづらさと新たな一歩を笑い飛ばしながら前向きに描く、優しい世界だった。
毎話冒頭のコントの内容がその回の伏線になっており、最後のコントでの伏線回収になっている構成が美しかった。また、コント内や各話に小ネタも随所に見られ、各話が解散ライブでのネタ順になっているのも面白い。
努力が報われるのは、すぐじゃないかもしれない。もっとずっと先の忘れかけてた頃に報われることもある。高校時代の部活での生花の知識が、ファミレスでお花の名前を教え感謝された経験に生き、すごく嬉しかったというエピソードが響いた。
また、会社に生花が生けてあったという些細なことで動き始めた里穂子、人生は些細なことで動き始める。決められずにまごついているよりは、ラフに動き始める方がずっと良い。という言葉も響いた。
潤平役の仲野太賀さんの演技が素晴らしかったです。