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モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―のmaroのレビュー・感想・評価

3.5
第1話の時点で、こんなに面白くなるドラマだとは思わなかったほどには、ラストが近づくにつれて面白くなっていった。

とある人物の身代わりに拉致され、14年間拷問され続けたディーン・フジオカがなんとか脱走し、自分を陥れ、大切なものを奪ったやつらに復讐していく話。

見つけ次第殺すとか、そんな生易しい復讐じゃないんだよね。
相手のことを調べ尽くした上で、裏から手を回し、騙し、自分がされたことと同じように、じわじわと相手を陥れ、奪い、生き地獄を味わわせる非情なやり方。
それほどまでに自分が受けた傷は大きいということでもあるんだけど。

相手を騙し、陥れる点でいったら、『コンフィデンスマンJP』よりこっちの方がよっぽど緻密かつ卑劣で面白い。

登場人物の中には、母子と知らずに関係を結んでしまう人もいて、この時間帯のドラマにしてはけっこうエグい感じだった。

あんまり表情の変わらないディーン・フジオカだけど、この復讐に燃える役としては、逆にそこがぴったりだなとも思えたけど。

しかし、すべては拉致されたときに知り合ったラデル共和国元大統領(田中泯)から莫大な資産を受け継いだからできること。
金さえあれば何でもできるということがわかるドラマでもある(笑)

でもさ、、、普通、気づくよね?
14年前のアイツだって(笑)
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