ちどりん

生きるとか死ぬとか父親とかのちどりんのレビュー・感想・評価

生きるとか死ぬとか父親とか(2021年製作のドラマ)
4.6
お母さんに先に死なれて残ったお父さんと未だ独り身の娘のお話。
残されて生きていく人のことや死に対して向き合うことなど実に深いドラマ。
中高年に恐らく響くだろう。
OP、ED曲も雰囲気にあっていてとても良い。
構成もオシャレ。

このクールのドラマは自分と同じシチュエーションが多くて共感しまくりである。

叔母が亡くなったことを描いている2話目にしてラジオのお話などめちゃくちゃ泣いてしまった。
9話でもお母さんが告知を聞いた時の本人の気持ちを考えると、私ももっと母の気持ちを考えてあげるべきだったと涙が止まらなかった。
母の手を握って同じことを考えたり、両親共同時期に入院したり、トイレに行く母を手伝ったり、米をとぐ父、お供えで1日が始まる父など重なりまくりで蘇って泣けてきた。
違うことといえば赤い女ぐらいだがあれは本当にツラいね。。。

結婚して子供のいる人間とそうでない人間の分断は確かにある。
どれも共感できる。
最終回もうまくまとまっていてジーンときた。
ちどりん

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