「人間にはやり残したことなんてないと思います。過去とか未来とか現在とか、そういうものって時間って別に過ぎていくものじゃなくて、場所っていうか別のところにあるものだと思う。人間は現在だけを生きてるんじゃない。5歳、10歳、20歳、30、40。その時その時を懸命に生きてて、過ぎ去ってしまったものじゃなくて、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、今も彼女は笑っているし、5歳のあなたと5歳の彼女は今も手を繋いでいて、今からだっていつだって気持ちを伝えることができる。
人生って小説や映画じゃないもん、幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。
あるのはその人がどういう人だったかっていうことだけです。
人生にはふたつのルールがあって、亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない。人は時々寂しくなるけど人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる。」
最近、友達を亡くしふとした時に思い出してどうしようもなく泣いていた私にハッとさせられる台詞だった。いつでも高校の時に戻れるし彼女の元気な声も笑顔も真剣に頑張る姿も思い出せる。心の中で生きてる。
