トケグチアワユキ

大豆田とわ子と三人の元夫のトケグチアワユキのレビュー・感想・評価

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
4.9
2021. 06. 19. 追記

とわ子とっての「かごめ」の存在が、母つき子にとってのマーということ。
それはわかる。コロッケを頬ばってあらわれたんだから。
それがとわ子の娘、唄の未来かもしれないとはどういう意味なのか。
何度も観て(すでに3回はまわってるが)、ヒントを見つけたい。
懸念だった唄の将来設計が軌道修正されたことで、きれいに晴れた空のように清々しいドラマになった。

それにしても、キラーフレーズの嵐だったな。
グサグサと胸に刺さるものから、脇腹が痛くなるものまで書き出したらキリがない。
作家の坂元裕二はもとより演出陣、そして何より俳優陣が本当にすばらしい仕事っぷりをみせていた。

網戸も社長業もこなせるようになったとわ子は、たぶん自転車にも乗れるようになる。
転ぶかもしれないが、だいじょーぶ。元夫たちが喜々として手当してくれる。
ますます家に入り浸るだろうが、料理もできるし、家事全般そつなくこなしそうだ。3人もいるんだからまったく問題ない。


最後にプロデューサー陣に最大限の賛辞と喝采を贈ります。
音楽や衣装を含めた鮮やかなスタッフワークは、作家とプロデューサー陣のコントロールによるものでしょう。
実に見事な出来ばえ。楽しい10週間だった。

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第1話だけで満点つけそう。
細部に見どころ多すぎるし。
たとえば、饒舌すぎるナレーションは伊藤沙莉。
スタイリストには伊賀大介。
エンドロールにKID FRESINO出てるし。
曲クレジットだけでも、STUTS、マイカ ルブテ、BIG YUKI、極め付きはグレッチェン パーラト。 マジかっ!! スゲェぞこれ。

久しぶりに座組だけでワクワクする。
ビッグバジェットだし、カネの使い方がよくわかってらっしゃる。

とりあえず今のところポイントつけないが、ガマンできずに来週にはつけるかも。