EDDIE

大豆田とわ子と三人の元夫のEDDIEのレビュー・感想・評価

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
4.4
離婚の是非を問うでも恋愛ドラマでもない。
1人の女性の日常を映し出しながら“人生”を問うドラマ。
坂本裕二脚本にまたもや傑作が加わった!

毎話、伊藤沙莉のナレーションで「〜の大豆田とわ子」とポイントの出来事が紹介されるのがクセになる。

大豆田とわ子の松たか子。この人だから違和感なく演じられた役。
ハウスメーカーの女性社長、バツ3、娘が1人、そして今だ縁の切れない3人の元夫。

元夫は1人目から順に松田龍平、東京03角田晃広、岡田将生。
誰も彼も一癖も二癖もある。

通常、ドラマでは主人公や周りの中心人物の視点であらゆる出来事が描かれながら、キャラクターが成長するなりしていきます。
本作は身の回りに起こる出来事を一つ一つ消化し、もちろん成長もしますが、人生の通過点とばかりに過ぎ去っていきます。

ドラマだけどドラマチックではない。
だけどそこがいい。

私たちの人生は何が起きても前進しなければなりません。ドラマチックにわかりやすく大きく動く人生も楽しいけど、このドラマのように当たり前のような日々を決してドラマチックではなく、でも特別な1日1日に見せていくのはとても好感が持てます。

オダギリジョー。この人の存在感がたまらない。
ドラマ前半には一才顔を出しません。突然出てくるのに、とわ子の三人の元夫にも負けないキャラクター性、ちょうどいいゆるさ。この塩梅を出せるオダジョーを終盤に上手く絡ませたこと、キャスティングしたことが最高にいい。

カゴメ。市川実日子が演じる。とにかく特別な存在。とわ子の大親友。
決して出番は多くない。でも、本作を語る上で欠かせない存在。

離婚が必ずしもマイナスな出来事ではない。人生は自ら選択できる、自分が楽しいように彩ることができると教えてくれる大傑作。