レク

ネメシスのレクのレビュー・感想・評価

ネメシス(2021年製作のドラマ)
1.5
1話
ポンコツ探偵と天才の助手の迷コンビが事件を解決していく。
所謂ワトソン役が主役の謎解きは名探偵コナンのような構図で楽しい。
"すべての事件が、最後の謎につながる。"とまで書いちゃうんだから、主軸の種明かしでさぞ驚かせてくれるんだな?と言いたくなるほどのバカミス。

2話
ポンコツ探偵と天才助手、今回の事件は詐欺グループが絡むラッパー男子の失踪事件。
1話からのネタを挟みつつ、総監督の入江悠がSRサイタマノラッパーとギャングースのセルフオマージュしちゃう遊び心満載。
もしかしてこれは回を重ねるごとに楽しくなってくるやつでは!?

3話
美女と爆弾と遊園地。
今回の事件は探偵vs連続爆弾魔。
新たな天才・朋美と天才助手・アンナの天才コンビが誕生。
うーん、キャラだけが前に出過ぎて推理ものの楽しさが全くないのがしんどいな。
本筋も動かず、2話と比較しても凡庸しか残らないので急ブレーキかけられた感じ。

4話
AIという名のもとに。
女子校で起きた教師の自殺の真相、天才助手の女子校への潜入調査。
3話に続き役者主体でキャラクター性にスポットを当てすぎてて、推理ものの楽しさを全て打ち消してしまってる。
本筋も未だ何も掴めずよくわからんボードを見せられるだけ。

5話
父の願いに花束を。
天狗伝説が残る山奥で起きた事件と過去の失踪事件の繋がり。
シリーズ初のポンコツ探偵の危機と活躍が拝めるが、今回の事件の解決は実にアンフェア。
視聴者に見せない真相が謎解きの核心になってる。
6人のミステリ作家が協力した最終回まで伏線だらけの脚本がキツい。

6話
真実とフェイクのあいだに。
天才助手、入るの早すぎない?
相も変わらず"観客に推理させる暇を与えない"真相解明のアンフェアさ。
これじゃあトリックの種明かしをしたところで真実に然程驚きがないんだよなあ…ただただ見せられるだけになっちゃう。
一巻の終わりだあ。

7話
嘘と裏切り。
失踪事件の鍵を握る黒幕の正体を暴くべく、賭場に潜入する。
タイトルを書き換えるなら"奇術と科学技術"ってか?
あーあ、5話の野間口さんの件で少し予想してたことに近い真相が明かされてしまった。
誰の罪なのか、神の怒りを買ったのは誰か。
にしても、宇野祥平はもっと上手く使えたでしょうよ。

8話
20年目の告白。
"私が殺人犯です"のセルフオマージュか。
人が神の怒りに触れる…20年前の真相が明かされたわけだが、こんだけ引っ張っておいて丸々伏線回収の回って連続ドラマとしてキツくないか?
情報は毎話少しずつ小出しにして視聴者に推理する楽しさを与えてほしかった。

9話
女神たちの決戦。
20年前の事件の内容が"全て"明かされる。
ナイト・ツアーはシンプルなゲームだけに天才同士が会話しながら行うには丁度いい。
普段依頼を受ける探偵が招集した八人の侍に依頼をする、アベンジャーズ的な流れにワクワクが止まらない?
最終話、タンドリーチキンの伏線回収に期待!

10話
愛してくれてありがとう。
"すべての事件が、最後の謎につながる"の謳い文句、めちゃくちゃ薄っぺらくて酷い。
そうなるだろうなという結末、何の裏切りもどんでん返しもなく、気鋭の推理作家たちが集まってこれかよって感じ。
極上ミステリーではなく、バカミスで売り出した方が幾分かマシ。
レク

レク