「非道のうさぎ」と恐れられていたヤクザの宇佐木は、15年の服役を終えて出所した矢先、所属する水口組の組長から自分の組を立ち上げろと命じられる。
喜ぶ周囲の人間とは裏腹に、宇佐木にはあんまり熱がない。
宇佐木は長い獄中生活のさなかで「合唱」と出会い、その魅力に取り憑かれていたのだった。
あらすじだけ見て「なるほど、わりとハートフルなやつかな?♩」と思って観始めるとびっくりするので気をつけて。しっかりと極道です。
ただ、血なまぐさい極道パートと、クスッと笑える合唱パートの塩梅がちょうどいいので不思議な気持ちになる。
役者陣がかなり豪華で、知能派ヤクザの右京は、日曜劇場「ノーサイドゲーム」にもキャプテン役で出ていた高橋光臣!めちゃくちゃ良かった!
主人公の宇佐木の兄弟分である片岡役はなんと湘南乃風の若旦那。(主題歌は若旦那が歌う「ふるさと」なのだが、なんか面白い)
各組の組長や会長クラスはでんでん、笹野高史、六平直政、萬田久子という、これまた非常〜にぴったりな配役で楽しかった。
楽しそうに歌う「うさぎの会」メンバーがとても愛おしい。
お歌が大好きなヤクザたち可愛かった。