（滑り出しは面白かった。けど前半で連続殺人犯が判明した辺りで飽きてきた。「誰もが怪しい」「誰が犯人なのか？」という謎を無駄にセンセーショナルに煽りすぎてて、もったいぶってる感ありすぎなくせに、犯人の判明・逮捕に至る流れがちっとも面白くなかったので。そこまでは頑張ってみたけど、その先を見たいという気持ちがわいてこず、放置したまま。
わりといつもそうなんだが、シンハギュンのこの手の演技って、こんなことができる人は稀で確かにスゴイはスゴイんだけど、その半面、くどすぎて苦手感＆疲労感の方がどんどん勝ってきてしまい…。ストーリーにしっかり乗れていればいいんだけど、脚本の弱さを補うみたいな形でこういう演技が前面に出過ぎると、却ってバランスが崩れたり…ということもあるように思う。あれほど演技派なヨジングすら青臭さばかり目についてしまい、シンハギュンの本気の演技の前では釣り合わなく見えてしまうのも、やはり残念で。バディものの楽しみみたいのも感じられなかった。
しかし田舎は人間関係が濃くて狭くてただでさえ息苦しいところがある中、こんな事件が起きてずっと犯人が捕まってなかったら互いが互いに疑心暗鬼にならざるを得ない部分がいつまでも拭えないし、更に黒い利権が絡んでる身内が友人や同僚にいたら…とか気づまりにもほどがあるだろうし、ますますきっついなあと思いました。）
