世界観や設定、実際の舞台となった場所やCG、大道具なんかはとても凝っていて、それだけ見てても楽しいぐらい。俳優陣も男性軍は若い人からベテランまで名優揃いで個性もキャラもしっかりしてて見ごたえあって良かった。逆にソ・ウンスは「この人の演技はいつまでたっても進歩しないな…」のいつもの彼女が素のまま出てるだけって感じで、重要な役柄にかかわらず見ごたえがなく、表情も乏しかった。アン・ソヒも演技力はあんまり…な人ではあるが、与えられたキャラを演じようとしてたし、ウラチャチャ２の時とはちゃんと別人だし、さっぱりしたルックスもあって好感持てるキャラになっているので、今後に期待。
話はもっと感動的なものにもできたんじゃないかな？という部分で物足りなさを感じてしまった。話の行方（≒事件解決の謎解き）がわかってしまうと、韓国人の好きな“あのパターン”でしかなかった気が…？韓ドラ山ほど見てきて、そこが「もうお腹イッパイ…」でなければもっと新鮮な気分で大いに楽しめたかもしれないが、数えきれないほどこの手のパターンを見てきてしまった自分としては満足度はどうしても低くなってしまう。
善人の役のホ・ジュノ、悪人の役柄ほど引きが強くないせいか、この人でなくても？な気がしないでもない。こういう役、もっとうまい人がいるようにも思うので。でもとぼけた感じなんかはうまいし、コ・スとのタッグは楽しく見れた。コ・スもコミカルなキャラは上手にこなしてたけど、もっと魅力的に演じられる人は韓国にはいくらでもいるような？でもこれって、役者さんが云々というよりも、脚本や演出の物足りなさ・弱さゆえんだと思います。
