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ミッシング〜彼らがいた〜のsoraのレビュー・感想・評価

ミッシング〜彼らがいた〜(2020年製作のドラマ)
4.0
不思議な魅力のあるドラマでした。
コ・スさんに加え、ホ・ジュノさんが出てるから、三流ドラマなわけがないと思って視聴!

見始めたとたん、めちゃ怪しげなホ・ジュノさんの登場!ありゃりゃ、今回も悪役?連続殺人犯?......と、思いきや、今回はめっちゃいい人役でした🤣🤣🤣

ミッシングーー行方不明者というのがドラマのテーマだけど、幽霊ものでした。
「今からショータイム」で似たような設定見たばかりだったので、なんならやめようかと思いながら見てたんだけど......意外に先が気になって😆、結構この世界観にハマってしまいました。

コ・スの役は、悪い詐欺師を騙してお金を取り返す、善良な詐欺師キム・ウク。
ある事件に巻き込まれてたどり着いたのは、幽霊たちの暮らす村。
死後、死体が見つけられていない幽霊たちが、成仏できずに暮らす村。
ウクには、普通の人には見えないその村と住人たちのことが見えて、ごく普通に会話もできる。
同じようにその村が見える人間が、チャンさん(ホ・ジュノ)。
チャンさんは、村人(幽霊)たちに、殺された時の状況を聞いては、彼らの死体を見つけ、警察にそれとなく情報を提供し、死体発見の手伝いをしている。

死体が発見されれば、幽霊さんたちは成仏して村から消えていくのです。
"ムダな"正義感の人ウクは村人たちと打ち解け合い、チャンさんの仕事に共感して手伝うようになる。
やがて、このコミュニティにウクの過去とのつながりが見えてくる......

幽霊さんたちが一つのコミュニティの中で幸せそうに暮らしている、というありえない設定が、最初は馴染めなかったんだけど、見ているうちに、まあ、これもアリかなと慣れてくるから不思議😅
(そもそも私、UFOは信じても幽霊は信じない派なんだけど😅😅😅)

「ショータイム」のようなコメディ路線ではなく、案外ヒューマンドラマでした。
幽霊が見えちゃう二人が、村人たちの話を聞いて、その無念を晴らしてあげる的な。

ドラマの大筋には、財閥の金をめぐる連続殺人事件というのもあるので、サスペンスもありながら、ファンタジーであり、ハートウォーミングでもありました。

最終回がちょっと駆け足すぎたかなという気もするけど、幽霊の村がなぜ2人にだけ見えたのかという理由付けも納得。
12話はちょうど良かったのではないかと。

このドラマを見ながらいちばん感じたのは、この幽霊たちの村、成仏してしまうのがもったないぐらい、ほのぼのとして楽しそうで素敵な村だったな〜ってことです🥹🥹🥹
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