茶一郎

レギオンの茶一郎のレビュー・感想・評価

レギオン(2017年製作のドラマ)
4.7
【短】『X-MEN』初のTVシリーズを、ドラマ版『ファーゴ』のクリエイターであるノア・ホーリー氏が務めたという怪作。自身の能力により統合失調症と診断されたミュータント、デヴィッドが主人公になります。
 物語内の映像は全て彼の主観が映像化されたものというデヴィッド・リンチ作品同様の特徴があり、視聴者は物語内で起きている事が実際の出来事なのか、主人公の妄想なのか、サッパリ分からないまま映像世界に引き込まれていきます。X-MEN版『ツイン・ピークス』という評も納得の混沌ぶりです。
 『X-MEN』の映画版のようなテイストを期待する方には『The Gifted』、尖りすぎた映像と語り口に挑戦されたい方にこそ本作を激推ししたいです。
茶一郎

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