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レオナルド 〜知られざる天才の肖像〜のlaszloのレビュー・感想・評価

3.5
2021年 伊 英 米 仏 西 合作
WOWOW

レオナルドダヴィンチが殺人犯人であり過去の資料にも登場する謎の女性が良きパートナーであったと仮定した物語です

ダヴィンチを影で支えた謎の女性カテリーナを中心に描きます
そして何故カテリーナを殺したのか?

毎回ダヴィンチの有名な作品に関するエピソードが織り込まれダヴィンチの半生と共に話は進みます
そしてあっと驚く最後を迎えてます

史実半分・創作半分と言った所でしょうか?
名作の裏にはこんな逸話があったのかなどと思いつつ楽しんで観ることができます

①“キリストの洗礼”
フィレンツェサンタマリアデルフィオーレ大聖堂の十字架
“キリストの洗礼“は師匠のアンドレア デル べロッキオが筆を折って彫刻に専念したキッカケになった

②“ジネーブラ・デ・ベンチの肖像“
“ポデスタ監獄“モデルと男色を密告されて拘留 目覚めたと告白するダヴィンチを受け入れるカテリーナ ベロッキオの工房を追放
一緒に勾留された男の繋がりでメディチ家のアメリゴから“ジネーブラ・デ・ベンチの肖像“画を依頼される(他の男への真実の愛を表した下1/5は父親のアメリゴに切り取られる)
父親の援助で自分の工房を持つ(母親に捨てられて父親から祖父に預けられた過去あり)
その後で“東方三博士の礼拝“は未完成のままスフォルツ家を頼ってミラノへ

③“オルフェオ物語“
ミラノ公ルドヴィーコスフォルツァの命でオルフェオ物語の舞台装置を考案
ルドヴィーコを暗殺から救う

④幻の“スフォルツァ騎馬像”
ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・マリーア・スフォルツァの暗殺 

⑤“最後の晩餐“
ルドヴィーコスフォルツァの妻が出産で死亡 悲しんだ夫の命令で”最後の晩餐”を描く
フランス軍の侵攻でスフォルツァ公は逃亡
未完成の“スフォルツァの騎馬像“はフランス軍に破壊されるが“最後の晩餐“はフランス軍チェーザレボルジアに守られて完成

⑥“イモラの地図“
商人ジョコンドの妻リサは生まれたばかりの子供を亡くし憂いを帯びている
“モナリザ“の依頼を受けたが上手く描けず
フィレンツェの要請を受けて100km北イモラのチェーザレボルジアの元で地図の製作を依頼される 続けて武器を設計してなんとかフィレンツェに戻る

⑦幻の壁画“アンギアーリの戦い“
カテリーナが戻り
ミケランジェロが“ダビデ像“を発表
宮殿壁画の依頼を受けるが斬新な手法を試みて失敗
“モナリザ“はまだ未完

⑧レダと白鳥
ダヴィンチがカテリーナに子供が居ること知る
ルドヴィーコにそれを知られる
レダと白鳥を描く
母子を守るために絵を焼く
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