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半分、青い。のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

半分、青い。(2018年製作のドラマ)
4.0
大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。 
岐阜県東部の架空の町・東美濃市梟(ふくろう)町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)(永野芽郁)という女の子が生まれた。 毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。 そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみ律(佐藤健)だった…。
漫画家、コンビニ店員、そよ風扇風機の共同開発と、失敗や苦労を繰り返しながらも前に突き進むバイタリティー溢れるヒロイン鈴愛を演じる永野芽郁は、まさに当たり役。学校の先生や秋風先生にもたじろがずもの申したりする良い意味での図々しさたくましさは、新しいヒロインを作れるかと思われたのは漫画家編までで、ストーリーが迷走したり伏線を回収出来なかったたり、ストーリーが失速した残念さはある。ただロンバケのパロディなどのメタ的な演出やキャラクターを優しく見守り時につっこむ風吹ジュンのナレーション、清野菜名、斎藤工などサブキャラクターの魅力もあり、完走出来た。シーナ&ロケッツやユーミンなど時代の代表曲の使い方も、絶妙。特に鈴愛とユーコとボクテが一緒に「YouMayDream」を熱唱するシーンは、名シーン。不幸や失敗を乗り越えてハンデを力に変え人生を生きる群像劇として楽しめた。
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