たき

福岡恋愛白書16 〜クリスマス狂想曲〜のたきのレビュー・感想・評価

3.5
昔っから、なんでこんなクリスマスが好きなんやろうと思わないではないですが。
たぶんおそらくは原初の記憶に起因するような気がしてそれはつまり黒歴史に抵触する危険性もあるので考えるのをやめます。
クリスマス味は、前半しかないおはなしですが。

愛なんて、ただの化学反応だ。
とまでは言いませんが、しょせんすがたかたちもにおいも色も正体なんて誰にもわからんもんだからして、往々にしてこのような事態は発生してしまうものなのですよね。
拒否反応激しい方もいるかもですが。
個人的には航くんにシンクロしつつ、遥香さんみたいなひとは自分自身混乱しつつも第三者からもバッシングされちゃって(その第三者の気持ちも十二分にわかるのですが)いろいろときついんやろなあ、と勝手に想像力を逞しくしながら無責任に同情とかしてたらいつのまにか焼酎が眼球を決壊させてしまってたりしました。

ラストは、航くんにシンクロしてて得だったな、と。

言いつつ、そこが予測してたがゆえの俊一くんのラストシークェンスで一気にシンクロ対象が反転してしまってまたまた眼球が焼酎でどんぶらこ。
忙しないおはなしでした。
だがそれがいい。
たき

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