きの

ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜のきののネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

原作のギャグとシリアスを絶妙な配分で改変・構築させたスタッフの手腕は見事の一言。面白い場面はきっちり爆笑させて、真剣な場面はバシッと締める。素晴らしかった。
今後ステレオタイプな刑事ドラマを見ても心動かされるか不安になるくらい、警察官のリアルな職務内容 どうやって事件を捜査していくのかについて誠実に描かれていて感動しました。特に性犯罪事件のエピソードは星の数ほどある警察(刑事)ドラマの中で一番と言っていいくらい被害者に寄り添っていたし、捜査員たちの思いはそうあってほしいと(本来そうあるべきだけど実際そうでない場合も多いんだろうなと感じつつ)思いました。

役者の演技もよかった。ムロツヨシ、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴は今までの出演作の中でトップで好きな作品になりました。


…ただ最後の「女性警察官なら大切な人からの励ましより同性の後輩への怒りの方が強い原動力かなって」というのは(そ、そうなの…?)となりました。ここへきて女vs女の構図をわざわざ言わなくていいよ…と思いました。単純に奮起させるために煽った事実だけでよかったのに〜
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