個人的にはかなり上手くまとまっていて面白かった。帰属するタイトルと怒涛の展開に疲れたけど。笑
序盤は壊れた夫婦の関係を、中盤はいもづる式で堕ちていく夫婦の姿を、そして終盤で逆転する猟奇と関係の変化を上手いコントラストで写し出していく。12話もあるので何処かバタバタしているということもなく、丹念に地獄を描いて行く。『アンダー・ユア・ベッド』の安里麻里氏が監督脚本を数話担当していることもあって、ビジュアルに宿る気味悪さが抜きん出ている。そして、そこを詰めてでも補える脚本力も兼ねているので、それでも面白い。
基本的にキャストもかなり攻めているのだが、北山宏光の起用は衝撃だった。それでいながら、刻々と変わる波乱を体現する目が印象的。これで良かったかと言われると微妙だけど、ビジュアルを追求した点は良かったと思う。
