SANUKIAQUA

TOKYO MER~走る緊急救命室~のSANUKIAQUAのネタバレレビュー・内容・結末

TOKYO MER~走る緊急救命室~(2021年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

事故や災害現場に医師が直行して現場対応すれば
救える命があるはず。
将来的に全国で配置されればいいと思います。

日曜劇場だけあって、作りが熱く濃密。
鈴木亮平さんはテセウスの船といい
頼れる兄貴感というか父親感が溢れています。
ときどき西郷どんにも見えますが。
率先して行動し仲間を信じ腕を磨き
常にポジティブ。いいリーダー。
厚労省や警察、消防隊からの耳の痛い声を
華麗に笑顔でスルーする技術も流石です。

医師であり官僚でもある音羽を演じる
賀来賢人さんは逆にクールなツンデレ。
中身は喜多見チーフに負けず劣らずの
熱い男なのにね。
涼香さんとはお似合いだったのに…

他のMERメンバーも個性派揃いで
見せ場もたっぷりで見応え十分。
毎回、死亡者ゼロです!で終わる終わり方とか
わかりやすくていいですね。

ただ、ドラマだから、
よりドラマチックにしなきゃだめなんだろう
けれど、ちょっとねという場面も。
ヘルメットもせずに
警察やレスキューの静止も振り切り
危険な場所に入っていくのは
もし何かあったらどうすんの?と思います。

また、犠牲がでてもいいから
とにかくMERをつぶそうとする
政治家連中はどうなんでしょうか。
命の平等、死の理不尽さ、
身近にあるテロの脅威を描く
というのはわからなくもないけど
別に喜多見チーフの空白の一年や
テロリストのパートは要らないかな
というのが個人的な感想。
稲森いずみさん演じる
テロリストを追う公安の現場のリーダーは
彼女を主役にしたのを観たくなるほど
魅力的なキャラクターだけどね。
とにかく涼香さんの爆死なんて
見たくなかったよ、ほんと。
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